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ヒロインはとある山間の田舎町で、わけあって一人暮らしをしている。

慎ましく平和なだけの毎日だったが、隣に住む漣夜詩(さざなみ よし)のおかげもあり、幸せに暮らしていた。

一つだけ気がかりなことがあるとしたら、数年前から一年に一度のペースで、

若者が行方不明になってしまうこと。

それを「地元に伝わる神隠し」だと言う者もいれば「都会に憧れを抱いて勝手に出ていったのだ」と言う者もいた。

 

ヒロインは彼らの話を、慎ましく暮らしているだけの自分には、縁がないものだと思って聞き流していたが……。

夜詩と一緒に、自宅で夕食をとった夜、

金山光人(かなやま あきと)という男が、突如押し入ってくる。

 

光人は地主の息子であり優れた医者として、地域の尊敬を集める男。

その正体が、よもや「男女を惨たらしいめにあわせるのが趣味のサイコキラー」だとは、

露ほども思われていなかった。

 

監禁されたヒロインと夜詩は、光人の残酷な命令を次々と実行しなければいけなくなる。

 

――本当の殺意はどこにあるのか。ヒロインの長い夜が始まる。